PC向けサイトとケータイサイト
2005年5月24日(火)
ウチのサイトはケータイ用コンテンツとその他のコンテンツを端末のUA毎に振り分けています。一昔前まではこれで良かったんだけど、ケータイのフルブラウザが出てきてから、少し状況が変わってきています。今まで単純な縦長ページしか表示できなかったケータイのディスプレイで普通のサイトが表示されるのですから。しかし、過渡期である現在は、CSSの大半が未実装だったりJavaScriptが動かなかったり、サイト制作者の意図通りに表示されないサイトが大半なので、サイト制作者側からしてみたらいい迷惑なのです(でもケータイブラウザ搭載機が欲しいんですけど)。
今のケータイ環境の変遷は、ちょうどゲーム機がファミコンからスーパーファミコンへ移行した頃の状況に似ているような気がします。ケータイコンテンツ制作者は、限られた仕様の中でサイトのバリエーションを出す工夫をし、決められた画面サイズの中で表現しようとしていたのですが、フルブラウザが出てきた今、ケータイ専用コンテンツの将来はかなり微妙なものになってきていると感じるからです。そりゃもちろん、PCとの互換性がある程度あり、仕様の幅も広いケータイフルブラウザ向けのコンテンツを作れば、今までのサイトよりも綺麗で見やすく、使いやすいサイトが作れると思います。
でも、なんかしっくり来ないんですよね。
限られた画面内で独自の記号を駆使し、コンテンツの内容のみで勝負してきたケータイサイトに無性に同情してしまうんです。ケータイサイト専門のクリエイターは、一般のWeb制作者とは違う切り口でのサイト設計が求められてきただろうし、それらは秀逸なケータイサイトに如実に現れていたと思うので。
ファミコンのゲームが好きな人は、ゲーム機が進化してきても、綺麗な画面や迫力のある音より「ゲームとして気軽に遊べる」「アイデアが面白い」「笑える」みたいな理由で遊んでいたような気がします。その感覚ってとても大切で、本質的な面白さを追求する人にとって、PS2やDSは全く魅力的には映らないかもしれません。あくまで少数派でしょうけど。
まぁ、こんな話も2〜3年もすれば笑い話にしかならないのでしょうけどね。
というわけで、縦長のケータイサイトの今後の安否を気遣いつつ、フルブラウザ搭載でジョグダイヤル付きのau端末が出ないかなぁと思ったりしているわけです。
投稿者 なおか : 21:14 | 2.web



