家族と親類。

2005年5月15日(日)

昨日他界した祖父の通夜が本日行われました。昨年祖母が他界し、その後1年後に後を追うように亡くなりましたが、100歳目前まで元気に過ごしていたので、大往生でした。亡くなった祖父の枕元には祖母の写真がおかれており、老後もずっと二人で過ごしていたので、これでようやくまた一緒になれるのかな、という感慨を持って眺めていました。
 養護施設の看護婦さんの話で、亡くなる5日前の月曜日に『祖母が枕元に立っていた』という話を祖父がしていたそうです。これまで、そんな話は聞いたことがなかったので、祖母が呼びに来てくれたんだろうな、と思いました。自分が幼少の頃は厳格でしっかりしていた祖父も、老後は好々爺になり、祖母に頼っている部分も多かったので、長年の強い絆がこんな形で現れたのかもしれません。

通夜には親類一同がほぼ全員集まり、賑やかなものとなりました。こんなときしか全員が集まれるような時はなく、貴重な団欒の時間を過ごすことができました。幼少時は苦手だった親類一同の集まりも、今ではとても落ち着く貴重な空間になっています。

読経に来てくれた菩提寺の住職もウチの家の遠縁に当たる方で、祖父が亡くなったことにより、「これで十湖様(*1)の話を知っている人がいなくなってしまった」と嘆いていました。昨年、祖母が他界したときから、十湖の公式サイトを作ろうと準備していましたが、仕事の忙しさでうやむやにしてしまっていて、祖父が存命中に完成報告ができなかったのが悔やまれます。

個人的な祖父の思い出はたくさんあります。幼少の頃から市の中心部にある祖父母の家によく遊びに行っており、遊びに行くと本を読んでいたりオルガンを弾いていたり、いろんな昔話を聞かせてくれたりしていました。老後は実家の敷地内に建てた離れ家に祖母と越してきたので、帰省する度に顔をだしてまったりとお話をしたりしていました。
 祖父母が他界し、自分の二世代前の親類はいなくなりました。
 その代わりに、今日はいとこの子供達が大勢きており、世代が代わってきていることをしみじみと感じていました。
 そんな光景を眺めながら、自分の中に蓄えられている祖父母や父母から伝えられた様々な想いを次の世代に伝え、家を守ってゆくことが自分の役割の一つなのかなと、今日初めて感じました。

(松島静雄 戒名:大圓院賢翁静観居士 享年97歳)

*1) 松島十湖(まつしま・じっこ):浜松出身の俳人・政治家・報徳活動家。他界した祖父から見て二世代前(祖父)に当たる。
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投稿者 なおか : 21:13 | 1.めいん

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