ロング・エンゲージメント

2005年4月10日(日)

もう先週の話になりますが、ようやく観ることができました。普段新作の映画を観るときには、レビュー類は一切読まないようにしているのですが、この作品は、何故か最初からレビューをいくつか読んでいました(多分最初にたまたま読んでしまったので「もーいーや」的になったのだと思いますが)。

 淡々とした流れで話が進んでゆきますが、登場人物の相関関係が明らかになるにつれて事実が見えてくるという話の流れは、とても面白かったです。話題になっていた戦争の描写に関しては、確かに生々しい表現もありましたが、過剰表現は無く、逆に細かい描写にリアリティがあったので、ドキュメンタリーを観ているような客観的な目で観ることができました。この話は戦争が終わったところから始まっているので、戦争シーンが変に目立たずに話に溶け込んでいたところは良かったとおもいます。映像自体、ちょっとくすんだような沈んだ美しさが出ていて、沈美的な表現や作品が好きな自分としては、かなり惹かれるものがありました。全然系統は違うけど、『奇跡の海』を思い出したのはなぜだろう。

 それにしても、主役二人の雰囲気が非常に良かったです。特にギャスパー・ウリエル(男のほう)の雰囲気は、出番は少ないながらも自分の中では作品の雰囲気を決定づける人になっていました。二番煎じの作品が出にくい独特な作品なので、DVDになったら定期的に観る作品になりそうです。

投稿者 なおか : 23:59 | 6.映画

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