イノセンス

2004年4月4日(日)

今日、ようやく『イノセンス』観てきました。

押井守のつくる世界は、今まで以上に繊細な表現になってきていて、素晴らしかったです。出だしから美しい映像と音の世界に入り込んでしまいました。

俺は原作は読んだことなく、前作『甲殻機動隊』は何度か観ていたけど、初めて観る人でもすんなり理解できるシンプルなお話。でも、会話の一つ一つは例のごとく難解で、聖書や詩篇からの引用が多く、抵抗がある人は抵抗あるかも。
でも、この世界観を描写できるのは、世界中でもこの人に勝る人はいないだろうな、きっと。アニメでありながら、アニメの枠を完全に超えた感じがして、近未来(今はもう大分古い単語になってしまったけど)をとても抽象的に見せてくれました。

粗筋や話の組み立てや本質自体は恐ろしく単純で、ぶっちゃけ映画に出来るような代物ではないくらいなのに、頭に入ってくる映像や音や台詞は非常に難解で抽象的なあたりが、クラシック音楽のオーケストラを聴いているような感じがして、心地よかったです。

話云々よりも、雰囲気を楽しむ作品として、とても良かったな〜。

というわけで、甲殻機動隊を始め、押井守の作品に抵抗のない人や、近未来SFの日本的(アジア的)な描写に触れてみたい人は、是非観てみることをオススメしますよ。

映画のレビューっぽくしたいんだけど、ネタバレは嫌いなので、このへんで。

投稿者 なおか : 23:18 | 6.映画

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