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京都小旅行 〜三千院〜 (1)

2005年04月30日

【1】出発〜旅館まで

京都は三千院へ一泊二日で行ってきました。今回の旅行は直前まで場所が決まらず、当初予定していた高野山がスケジュール的に厳しかったために、バタバタと近場のスポットを当たりました。結局前日に旅館をとり、行ってきました。こんな慌ただしい決め方ながら、今回は大成功。
 今回宿泊した旅館は魚山園という、三千院に隣接する旅館。入り口から建物を見上げた第一印象は、とにかく雰囲気が素晴らしい。建物の色合いや周囲の木々、玄関へ上がるまでの石段の調和にウットリしていました。中に入り部屋から外を眺めると、独特の淡い緑に彩られたもみじが眼前に広がる贅沢な眺め。この部屋・・秋の予約は凄いことになりそうです。

魚山園

【2】音無しの滝

部屋で一息ついた頃には既に陽が傾いてきており、夕食までの時間もそれ程なかったので、近くの滝まで散策してきました。今日ここでの景色を見るまで気にしたことがなかったのですが、初夏のもみじ、凄くキレイです。紅いイメージがやはり強く、初夏にもみじをマジマジと眺めたりはしたことがなかったので(しかし、よく考えてみたら、昨年も初夏のもみじの写真を撮っていたんですけどね)。滝へ続く小道と滝で十分癒されたあと、旅館に戻りました。
 夕食は懐石料理。出されたもの一品一品、とても美味しかったです。湯葉料理とか特に。

【3】宝泉院

で、普段はここでお風呂に入って終わるのですが、今日は近くの宝泉院でライトアップのイベントが開催されているとのこと。お酒は程々にして、宝泉院まで散歩。この道中の演出も、とても良かったです。通常、観光地の夜道はある程度明るく道を照らしてくれているものですが、ここは逆に証明は道脇に点々と据え付けられている灯りのみ。足下がとても暗く、一歩一歩ゆっくり歩かないと先に進めない状態。この状態は、日常生活ではまず遭遇することの出来ない場面で、なんとなく時間が数十年(数百年?)巻き戻されたような印象を受けました。電気が無かった時代は、こんな感じで道路脇に蝋燭が灯されていたのではないでしょうか。
 宝泉院の中も、徹底して暗めの照明。そして驚いたことに、照明に使われている灯りの大半が蝋燭なんです。全ての蝋燭が消えないよう常に管理するのは手間だとは思いますが、効果は抜群。庭園にも随所に蝋燭が置かれており、『揺れる光』が素晴らしい風情を醸し出していました。薄暗い室内ではお抹茶の振る舞いもあり、何時間でものんびりと、静かに過ごすことのできる雰囲気。
 これだけでも十分堪能できるのですが、更にここには水琴窟というモノがあり、その名前の通り、水滴が落ちて琴のような音色が聞こえるものです。木々の音、小さな生き物たちの鳴き声に混ざって僅かに聞こえる澄んだ音が素晴らしかったです。居合わせた人々も大声で話しをしたり動き回ったりするような無粋な人は居らず、各々静かに座りながら周囲の景色と音を堪能していました。本当に、夢のような時間でした。

宝泉院




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